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「死」||病院NAVI.com [02/06update]

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(し)とは、生命活動が不可逆的に止まること、あるいは止まった状態。即ち、死ぬことや死んでいる状態、滅ぶことや滅んだ状態、存在しない状態である。対義語(せい、いのち)または誕生
転じて、組織の滅亡や、そのものがもつ本来の機能が失われることを例えて「死」と表現することもある。例:「の死」、「ローマ帝国の死」、相撲の「死に体」、野球の「死球」(デッドボール)など。

◆ 定義
は、鼓動と呼吸の停止をもって死んだものとする見方が一般的である。しかし死にはさまざまな定義がある。
現在の定義のひとつに、「生命活動が不可逆的に止まる事」関西医科大学大学院法医学生命倫理学研究室による[外部リンク] 関西医科大学法医学講座というものがある。不可逆的と言う意味を理解するには人間の例で考えると分かりやすい。人間の髪の毛心臓が全て停止していても、数日間は伸び続ける。この間は毛根細胞は生きているが、心肺脳が全て停止している場合、やがては毛根の活動も停止してゆくことは免れない。このように個体の状態の不可逆的な活動停止への変化を死と言う。逆に事故などで心肺停止状態に陥っても心肺蘇生によって息を吹き返した時には、この間の心肺停止は可逆的なので死とは言わない関西医科大学大学院法医学生命倫理学研究室による[外部リンク] 関西医科大学法医学講座

◆ 生物学的な意味での死
死に至った場合、生物体は次第に崩壊に至る。これは主として二つの作用による。
・ひとつは、生物体自身が自らを分解することである。たとえば消化酵素のように、生物体を分解することが可能な酵素は生物体内のあちこちに存在しており、これによって生物体が分解されないのは、生命活動のひとつとして、それらを隔離した状態にする活動があるからである。死によってそれが止まれば、生物体は自ら分解を始める。
・もう一つは、他の生物に分解されることである。生物の体は、それ以外のさまざまな生物にとって有益な栄養源である。特に微生物は常に空気中などから侵入を試みている。これが成功しないのは、生きた生物には免疫の働きがあるからである。死によってその活動が止まれば、たちまちそれらの侵入と繁殖が始まる。

◇ 単細胞生物等の死
単細胞生物等は分裂することで幾らでも増加し、他の生物に食べられる、あるいは事故等がない限り幾らでも生命活動を続けられる。この場合は寿命(老化)による死という概念が曖昧な場合がある。例えば、現存する全ての生物は生命誕生以来分裂によって進化してきたので、その生命活動は今までに一度も途絶えておらず、したがって一度も死んだ事がないという考え方がそうである。
しかし、よく考えれば多細胞生物の場合にも生殖細胞においては親代々に引き継がれていることに代わりはないのであって、むしろ多細胞生物では生殖細胞以外の栄養体部を構成する細胞の大量死がなぜ起きるか、を考えるべき、との考えもあろう。
他方、実際にはクローニングにも限界が存在するようで、ゾウリムシによる実験では自家生殖や接合を行わせないよう注意深く飼育したところ、350回程度の細胞分裂の後に死を迎えたという。単細胞生物にも寿命は存在するようである。
この限度を越えるためのしくみが有性生殖である、との説もある。上記の例では、分裂の続行が不可能になったゾウリムシが接合の後、再び分裂できるようになったとの観察があるらしい。

◇ 多細胞生物の死
多細胞生物では細胞組織個体の死は区別される。