憲兵の制度ならびにその職掌は、沿革や制度設計思想により各国で大きく異なり、一様ではないが、
フランスの
国家憲兵隊を範とした国では、各軍の一兵科としてではなく、陸海空軍から独立した編成(以下、「国家憲兵制度」と呼ぶ)を採り、軍内部の秩序維持のみならず、一般の行政警察機能を重視したものである。具体的には、
ジャンダルムリ(
フランス共和国)のほか、
ジャンダルマ(
トルコ共和国)、
カラビニエリ(
イタリア共和国)などがその例である。他にも、チリやアルゼンチンなどに存在する。旧日本陸軍の憲兵もフランスの制度を範として創設された国家憲兵の一種であり、日本海軍の軍事警察や行政警察、司法警察をも職掌した。詳細については、
国家憲兵、
憲兵 (日本軍)を参照。