再発性多発軟骨炎(さいはつせいたはつなんこつえん、英 relapsing polychondritis)は、原因不明の
軟骨の肥大を来たす慢性疾患である。
膠原病類縁疾患、
自己免疫疾患のひとつで、全身の
軟骨に炎症をきたし、その名のとおり寛解と再発を繰り返す。日本での正確な統計はないが、
アメリカ・
ミネソタ州ロチェスターでは年間100万人当たり3.5人が発症するという。初発症状は
耳介の痛みやはり感であることが多いが、症状や病変部位は患者によって多彩である。そのほか
関節、
気管軟骨、
目、
鼻、
皮膚などに傷害が発症する。有用な検査はあまりなく、診断は臨床的になされるが、病変部位の
病理学的所見は有用である。治療には
ステロイドや
免疫抑制剤を用いる。寛解と再発を繰り返すものの、心病変がなければ、死亡の原因とはあまりならない。