代表的な著作は、『レイニンガー看護論 文化ケアの多様性と普遍性』(医学書院、1995年)で、その提唱する看護における文化的な差異、つまり文化、習俗、宗教などの違いにおける健康、羞恥、死生観などの相違を看護ケアの中で考慮しつつ、看護計画や健康教育を考えていくという視点は、民族看護学(Ethnonurning)とかエスノ中心的看護というふうに呼ばれる。彼女は、文化人類学者と
ニューギニアの東高地に住むガドサップ族のフィールドワークなども手がけている。
日本でも外国人労働者の増加で、幼稚園から教育、医療、福祉の面で、文化による健康に対する捉え方、認識の違いを考慮しなくてはならない時期にさしかかって、注目される看護学者のひとりになってきた。