大型類人猿のうち、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ(とヒト)は
アフリカ類人猿と呼ばれる。オランウータンは
アジア類人猿と呼ばれる。アジア類人猿で現生するのはオランウータンだけであるが、絶滅種の
ギガントピテクスなども含まれる。以前の分類では、
オランウータン科には
オランウータン属・
ゴリラ属・
チンパンジー属を含めた。しかし、
DNAの進化分析を考慮した新しい分類では、オランウータン科はオランウータンのみとなり、ゴリラ属・チンパンジー属は
ヒト科に分類される。さらに、オランウータンもヒト科に含める学者もあり、この学説の場合にはオランウータン科は消滅する。
上述の通り利便性から、ヒトという「自らの所属する種を除いたヒトの類縁種をこのように呼ぶ」というだけであり、類人猿とそれ以外を区別する明確な生物学的根拠は無いことに注意が必要である。また図鑑等では「類人猿=オランウータン科」の説明が残っている例もあるが、混乱しないように注意するべきである。生物学的には類人猿とは呼ばずに、これらのグループにヒトも含めるのが妥当である。