生体物質は食餌として取り込まれた物質が
異化作用あるいは
同化作用の結果として新たに生体内で産生されると共に、何かしらの生物学的機能・意義を有している。生体物質の変異流転を研究する学問領域が
生化学であり、生体物質の生物学的機能を研究する学問領域が
分子生物学である。この二つの学問領域の応用ないしは関連する学問領域として、
糖は細胞膜表面の標識物質として細胞間コミュニケーションの重要な機能を担うと同時に生物の主要なエネルギー源の1つであり、
デンプンや
グリコーゲンといった形でエネルギーの貯蔵にも使われる。また、細胞表層を構成する性質はしばしばより発達して植物や藻類、菌類などの
細胞壁、動物の表皮外に形成される
キチン質のように生物体の形態を保持する構造材ともなる。特に
セルロースは植物の細胞壁の主成分をなし、主要構造材として著名である。