自然科学に関する学問を対象にする学部であるが、数学・物理に見られる法則性や物質・生物・自然現象に見られる類型性のように原理や研究対象そのものに関心を持つことが特徴である。この点が同じ自然科学を対象とするうちでも工学部・医学部・農学部のように応用的で、その成果の人間との関わり合いに関心が置かれる学部との相違点である。
かつて、
東京都立大学において他大学の大半は
文学部に設置する地理学科が、
広島大学では物性学科といった
理学(
自然科学)の境界領域の教育、研究をする学科を設置していた。
大学制度が成立した当時唯一の大学であった
東京大学では理学部には8つの学科が置かれていたが、その内容は数学科、物理学科、化学科、生物学科、星学科、工学科、地質学科、採鉱冶金学科と今では
工学部に相当するものも含み、いわゆる理系的分野を網羅するものだった。
岡山理科大学もかつては工学部に相当する学科(電気理学科、機械理学科 等)を含んでいた。
筑波大学においては、独自の「学群・学類」制度が敷かれ理学部という名称の学部は存在しないが、
自然学類(数学主専攻、物理学主専攻、化学主専攻、地球科学主専攻)及び
生物学類(生物学・基礎主専攻、生物学・応用主専攻、応用生物化学専攻)が他大学の理学部に相当している。